相続登記 お済みですか?
- By: 永井
- カテゴリー: 最新情報(News)
はいさい、永井です。
今回動画で「相続登記」について話してます。
この相続登記が来年令和6年4月1日から義務化になります。
相続登記って初めて目にする方もいる事でしょう、
その相続登記というのは例えば親が亡くなって不動産(土地や建物)を子供が相続した際に法務局で親の名義から相続を受けた子供が名義を変えることを言います。
これまで相続登記は任意でしたが、
法改正され義務化になることでキチンと登記をしないと過料(罰金)が課せられます。
この相続登記をなぜ国が法律化にしたのか??
実は今、日本全国で社会問題となっている「空き家や所有者不明土地」問題と深く繋がっているんです。
所有者不明土地はいまも全国で広がっていて、
その広さは、何と九州全土を上回るといわれてます!!
今後さらに増え、北海道と同じ広さの所有者不明土地になると言われてます。
九州全土だけでもびっくりでしたが、北海道となると・・・大変ですよね。
そもそも空き家や所有者不明土地があると雑草問題・建物の倒壊・ゴミの不法投棄など景観が悪くなります。
また、所有者不明土地が増えてしまうと都市計画や復興事業・開発などに大きく影響します。
例えば道路を拡張しようとした際にそこに所有者不明土地があった場合
例え国や県の計画でもその所有者不明土地を勝手に使用することが出来ず
所有者を探す為の調査費用がでたり、工事が進まない、計画そのものを見直すなんてことが起こり
結果、道路が広くならない・・・
その地域の環境改善がされにくくなる(不動産の価値が上がらない)など様々な問題を引き起こすことにも、繋がりかねない
要因になります。
それとこちらも以前動画でお伝えした空き家問題
空き家が増える要因の一つ・その不動産(実家)を継承したくないというのがありました。
なぜかと言うと、
実家から離れて生活していて、実家に戻ることを想定できないと考えている回答がほとんどでした。
そういった時に実家を相続しないといけないけど、戻る気は無いという方にとって相続登記が任意なら、
いつかしようとつい後回しにすると思います。
それが相続登記をせずに何年・何十年と放置していると相続人が増えたり、(権利関係が複雑になる)、連絡がつかない
ということが起きる原因になります。
相続人が増えるというのは、本来親から相続するはずの子供が亡くなった場合
その亡くなった子供の子供が相続人(二次相続)になります。
親からみたら孫にあたります。
子供とその子供(孫)が一人なら分かりやすいですが、
子供が複数名いる場合や、またその子供たちの子供(孫)が数名いた場合、相続人は増えてますよね。
そうなると様々な考えがあり相続の仕方についてまとめるのに時間が掛かったり、裁判になるというケースも実際あります。
そういった様々な原因を含め今後、更なる空き家や所有者不明土地を増やさない為にと国は義務化に踏み切ったと思います。
私自身も今回の相続登記の義務化は空き家や所有者不明土地を減らす一助になるのではないかと考えてます。
もう一つお伝えしますね。
実はこれ、現在相続に直面している方だけの話では無いんです、
施行後は遡って過料されるので、これまで後回しにしていた方達もきちんと相続登記をしないといけません。
施行前に相続が開始され、尚且つ、相続登記が未了の場合にも適用されることになります。
過料も10万円とかなり大きいですよね、
この機会にまだ相続登記をしていない方は行動を起こさないといけません。
実感として最近相続に関するお問い合わせが増えてきています、
それも沖縄県内だけで無く、県外に住んでるけど実家が沖縄で・・という相談もありました。
相続問題は非常に多いし大変です。
相続の協議がうまく進まないと1人で悩まずに専門家の力を借りて一歩づつ進めていきましょう。
どうしたら良いのか分からない場合は近くの専門家に問い合わせることをお勧めしています。
我々A I不動産でも相談受け付けています。
相談を受けたら弁護士や税理士・行政へとワンステップで繋ぎ問題解決のお手伝いをします。
安心してご連絡ください。
事前予約・秘密厳守・相談無料です。
動画でも「相続登記」義務化についてと「マンション法」についても話しているので、
こちらも合わせてご覧ください。
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