=デパ地下現象=
はいさい、安里です。
ビジネス、人生の師 『井崎貴富氏』『沖縄経営革真塾』で学んだことです。
間違った経営感覚を気づかせてもらいました。
目から鱗が・・・・・とはまさにこのことでしょう。
でも、師は『人間の目から鱗なんて出るか!!』とおっしゃていました(笑)
当時の師とのやりとりを思い出して笑ったり、映像を観てその時気づかなかった、新たな気づきを与えてもらっています。
さてさて、タイトルにあるデパ地下現象のお話です。
デパートの地下食料品売り場でこだわりの高級商品に行列ができたというのを観たときに何を思うのか??
テレビで観たこありますよね、私自身デパートでの買い物は殆どしたことないですし、そもそも行かないので分かりませんが(^_^;)
やっぱりデパートはすごいな、高級な食材を使用しこだわって作った物は、やはり高くても行列に並んでも飛ぶように売れるんだろうな〜と思っていました。
そのデパ地下現象をスーパーや商店街で同じように素材にこだわり、高級なものを高く売るとどうなるのか、、、残念ながら失敗します。
なぜなら、商圏人口と支持人口から結論的に数値で圧倒的差があるからだと言われました。
商圏人口(*1)、支持人口(*2)??
*下記に説明あります。
恥ずかしながら、当時の私には言葉の意味がわかりませんでした。
デパートの商圏人口は一般的に100万人以上で、100万人の商圏人口で100人の行列ができたということは、商圏人口からすると0、01%の人が行列を作った事になります。
スーパーにおける商圏人口が2〜3万人と言われるので0、01%というと、たった2〜3人並んだということ、それ以下の商店街なら0、03人しか並ばないので、3人や0、03人で商売にはなりません。
「おいしいもの、品質がいいものは値段が高くても売れる」という感覚は間違ってます。
それが売れる条件は商圏人口が大商圏で多くの人を相手にしている商売に限られるのです。
テレビで観た時はすごいと感じましたが、実際に数字で見ると違いがはっきりとして、自分の商売では出来ない、やらないと判断する事ができます。
それが正しい経営感覚となります。
ビジネスにおける間違った経営感覚がわかった瞬間でした。
でも実は、これ序の口なんですよ〜〜(T . T)
この師との出会いでビジネス観、人生観が根底から揺さぶられ、余計なものが落とされシンプルに明確になったと思います。
学んだことによりビジネスを感覚でするのではなく、原理原則を用いることで働きやすい環境づくり、明確で的確な判断が以前より少しはできるようになったと思います。
井崎貴富
1949年、大分県生まれ。
1972年三菱商事に入社、5年後同社退職。
その後渥美俊一氏の主宰するペガサスクラブで、各種経営の原理原則を徹底的に学ぶ。
その間、経営に携わった大分県内の企業で業態転換を推進し、約8年間で200倍の規模へ導いた。
10年後同社退職後中小企業のコンサルティング活動開始、成長推進のための経営セミナー「元気塾」「革真塾」を開始。成長企業、上場企業を多数生み出す。
2002年より、福岡大学経済学部ベンチャー企業論の非常勤講師を務めた。
本文参照 私が学んだ 原理原則・現状否定 高橋和宏著
経営の原理原則ことば集 革真塾
(*1) 商圏人口とは、商圏内に居住している人口
商圏【trading area】来店客の8割が生活(居住・勤めなど)している地域
商圏は商圏人口によって区分する
小商圏:商圏人口2、5万人未満 中商圏:5万〜10万人
大商圏:15万〜20万人 巨大商圏:40万人以上
(*2) 支持人口とは、同一圏内で同業店が競合する場合、商圏人口を同店数で割った人口
競合がない場合は商圏人口と支持人口は同じ
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