はいさい。
安里です。
沖縄では旧暦で行われる行事が多いです。
お盆も新暦では無く、旧暦で行われます。
なのでこの時期のトートーメー(お仏壇)が有る家では準備に追われ忙しくなります。
習わしでは、長男がトートーメーを継承し続ける事となり、その長男嫁は旧盆の際にトートーメーにうさぎる(お供えする)ご馳走を作ったり、掃除に来客の対応にと大忙しとなります。
最近ではスーパーでご馳走を注文しそれをお供えすることも増えてきていますが、私たちが子供の頃は各家庭で手作りするのが普通でした。
地域や家庭によっては今でもその習慣があると思います。
行事が行われる1〜2週間前から家中の掃除に始まり、男手があるタイミングでトートーメー(お仏壇)の掃除をして、お花や果物、回堤灯やちょうちんの準備をします。
母の買い物に付き添い市場に行くと旧盆の買い物で、
市場は多くの人で賑わっていました。
買い物もそれぞれ買うお店が決まっていて、お肉はあそこで・・かまぼこはこっちで・・
昆布は・・・お餅は・・・と材料によって違う店へと行きます。
スーパーに行けば1度で全部揃うのですが、昔から行きつけの店が何軒もありそこで買い物をするのが常でした。
お店に着くと「あいー○○さん元気だったねぇ〜」から始まり結構長い間立ち話をしたりしていました。
実際は2〜3分程度だと思いますが、子供の私には「買い物もまだ終わってないのにおしゃべりしてないで早く買って次に行こうよ」
とちょっとふてくされ気味でしたが、今になってみれば、これも最近の人に欠けているコミュニケーションのひとつだったのだろうなぁと思います。
あちらの店こちらの店と回りながら3日分の材料を購入するので、買い物の量も半端ないくらい多く驚きましたが、後半に重たいお肉を買ったりと、母なりに考えて回っていたのだなと思います。
それに気づいたのも、実は最近なんです(⌒-⌒; )改めて母(女性)の凄さを実感します。
初日は「うんけー」(お迎え)
うんけージューシー(お迎え用の炊き込みご飯)から始まり酢の物やお汁と母が作るのはどれも美味しかったのを思い出します。
特にジューシーと酢の物の相性は抜群で何杯もおかわりをして食べていました。
今では懐かしい思い出です。
今年もコロナの影響で親戚が集まるのを控える事になりますが、きっとご先祖さま達もこの状況を理解してくれる事でしょう(^O^)
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝・神謝です。
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